Smiley TAMAのバンド履歴

バンド名 メンバー 備考
1 1992〜2017 Jazz paradise 渡辺綱幸bs・山本慎二dr・中井由美子pf・栗田敬子vo&pf・武智大和vo・池内美砂as・青木俊憲gt・小笠原慎吾tp 私を育ててくれたマザー・バンド
番外 1998〜2000 STM2JOY Band 末光清貞gt・松浦秀人dr・.山田是滋vo・上甲裕継vo&gt・増田昌彦key 松山市医師会仲間
2 2000〜2001 権之笑 佐々木千之dr・門石久仁子bs 初めての自前バンド・エネルギッシュな若手二人
3 2001〜2002 松山おじさんジャズバンド 竹内学vo・大野英孝bs・内田修一dr 50歳前後の4人組
4 2003〜2004 AKIKO&Erijha
&松山おじさんジャズバンドU
越智エリアflu・阿部晃子as・大野英孝bs・松岡正巳dr 美人フロントとおじさん
5 2004〜2006 ひまわり 菊地司bs・松岡正巳dr・大本雅代vo ロック系バンド
6 2006〜2007 Jazz SOLA 加藤愛bs・河北洋平dr・酒井麻衣子vln ジャズに回帰
7 2007〜2014 Jazz SOLAU→Jazz SOLA 栗田敬子vln・酒井麻衣子vln・烏谷紀興gt・加藤愛bs バイオリン2器のエレガンス
8 2011〜 ぬるいコーヒー 大野英孝bs ベースとのDUO
9 2012 マリー大本と七転八起 大本雅代vo・大野英孝bs ボーカル・トリオ
10 2015〜現在 ぬるいコーヒーに赤いバラ 栗田敬子vln・テンテンflu2015〜2019→渡部深雪flu2016〜2020
→木下由花flu2023〜現在・大野英孝bs2015〜2018
クラシカル・ジャズ・音楽性に満足
番外 2019〜現在 玉貫・千尋DUO 田中千尋tp トランペットDUO
11 2021〜現在 松山シニア・ジャズバンド 岡田弘之tp・佐藤康弘gt・塩ア卓三dr 70歳以上
番外 2022〜現在 玉貫・今村ビートルズ・バンド 今村貴志vo&gt ビートルズ・バンド


権之笑 2000年7月〜2001年9月
「その1・2001年7月バンド結成」
「玉貫ピアノを始めて10周年記念ライブ」を終えて、自立の気分高揚があった。この頃から「木曜グレッチバンドはセッション・バンドだ」と朧げながら理解できるようになってきていた。実はセッションバンドの意味は十分理解できていなかった。グレッチ木曜バンドの「来るもの拒まず。去る者追わず」と言うバンド理念は「まさにセッションバンド」を意味していたのだが、セッションという場に参加したことがなかった私は体感していなかった。
「自前のバンドが欲しい!」。10周年を終えた後、心に芽生えていた。
 半年前からシュガービレッジが始まっていた。バンドは店が用意して、プログラムはストリート方式で4時間4セット、多くは2バンドの時間交替(演奏店間の移動はない)。
ほろ酔いでリスキーに腰掛けた。マスターが唐突に「この人でいいんじゃない」と訳に分からないことを言う。シュガービレッジの「アマチュア枠のピアノがいない」ことが話題になっていたらしい。ドラムは佐々木千之さんだ。僕は即答快諾。チャンス到来だ。待つこと10日間。ベースに門石久仁子さんが決まっらと知らされた。門石さんの愛称「ゴンちゃん(権)」と私のSmiley(笑)と佐々木千之さん(之)の名前を合わせて、権之笑とバンド名を決めた。シュガービレッジで30分2セット、10曲を演奏して自立感を得た。

権之笑 2014年10月〜2015年9月
 曲を定めて、構成を決め、事前に言葉で音楽性を語り合って相談し、改善点を見つけて繰り返し練習する。グレッチバンドではしなかった練習方式だ。ドラムもベースも自己練習もする。力量不足のピアノの僕はもちろん必死だった。ベースは20代最後の女性、ベースに懸命で一日に数時間練習している。前腕の筋肉が太くなった。ビートが強く音も大きい。弦のうなりが聞こえる。ドラムはフージョン系だ。複雑なリズム感をもち、ビートが強い。自在にアタック音を使って、ダイナミックスを創る。二人ともから「自在な真のジャズをやりたい」と言う熱望が感じられる。自己主張が強すぎてうっとうしいとも感じるが、「ぬるま湯に浸っていることに嫌気がさしていた自分」には僥倖だった。実力では私が全く届いてなかったのだが、20代の彼らは「外の世界や数多いライブ演奏チャンス」を求めていた。私は年長者の経験で出演機会を得ることでバンド活性を維持しうつつ、約1年間練習と演奏活動を続けた。翌2015年夏に「今治ジャズタウン」「徳島ジャズストリート」に出演して区切りをつけた。彼らとの演奏活動は大きな思い出になった。若い人たちは就職やバンド編入などがあり、秋に権之笑は解散した。